第31話「サタン・ドール」

セリフとト書き

[ オープニング ]

ナレーター: 宇宙遠征作戦によって得たもとゼントラーディ軍の工場衛星は、地球に近い軌道上におかれた。
[ シャトルが工場衛星に到着する ]
ナレーター: ゼントラーディ軍の攻撃、さらにはそれと戦う監察軍などの外敵から身を守るため、地球新統合政府は兵器の量産体制に入った。
[ シャトルから工場視察におとずれたグローバル総司令、クローディアが降りてくる。リガートがオートメーションで製造されているが、途中でトラブルが発生して機械が停止する ]
ナレーター: しかし工場衛星の機械の大半はたびかさなる監察軍の攻撃をうけて破壊され、残っていたものでさえすぐに故障するという始末であった。

[ 工場衛星 ]
グローバル: またか! 来た早々これだ。
[ エキセドルが近づいてくる ]
グローバル: どうかしたのかね?
エキセドル: いやな報告をいたさねばなりません。
[ グローバル総司令とクローディア、怪訝そうに顔を見あわす ]
グローバル: 聞かぬわけにはいかんだろうな。
エキセドル: はい。
クローディア: [ ため息 ]はあ。こんごの見とおし暗そうだわ。

[ マクロス・シティ司令センター ]
ヴァネッサ: ねえねえ知ってる?
キム: なによ。
ヴァネッサ: ミンメイのこと。
シャミー: ミンメイ?
ヴァネッサ: そう。あの子、カイフンとうまくいってないんだって。
キム: うそ。
ヴァネッサ: ううん、ほんとうだって。洗濯屋のロリーさんたちがいってたもん。
シャミー: えっ、ロリーさんたちが?
ヴァネッサ: うん。見ちゃったんだって、喧嘩してるところ。
キム: たまたま喧嘩してるとこを見たんじゃないの?
ヴァネッサ: ちがうらしいわよ。すごく陰険な口調でやりあってたらしいもん。
シャミー: うわあ、原因はなにかしら〜。
キム: やっぱり…。
ヴァネッサ: ええ?
シャミー: ええ?
キム: とかく芸能人は、落ちめになるとこんなゴタゴタを起こすもんよ。
シャミー: 落ちめか…。なりたくないわね…。
ヴァネッサ: ちがうわよ、そんなんじゃないの。ミンメイに男ができちゃったらしいのよ。
キム: 男!?
シャミー: やだあ、みだれてる! あっ…!
[ シャミー、上方の席からにらんでいる未沙に気づく ]
ヴァネッサ: ん?
キム: あっ!
シャミー: ん、仕事中は無駄話を慎みましょう。
キム: そうね。
[ ブリッジ3人娘、解散する ]
未沙: 困った人たちねえ。うふふふ。
町崎: 報告します。トラッド・シティで暴動が起きました。
未沙: また? わかりました。すぐにパトロール隊をおくるよう指示してください。
町崎: はい。
未沙: あ、町崎くん。ヴァネッサ大尉に司令第1セクションにもどるよう伝えて。
町崎: 申しわけありませんが、その件は少佐の口から直接いっていただけませんか。
未沙: いいけど…、どうして?
町崎: ぼ、僕、あの方たちとあまり話したくないんです。
未沙: え?
町崎: だって、すぐにいじめるんだもん。お願いします!
[ 通信切れる ]
未沙: あ…。まったく、このごろの男って意気地がないんだから!

[ パトロール警部隊、トラッド・シティ上空に到着 ]
輝: トラッドの街だ。いそげ!
パイロットA: え? ゼントラーディ人が半分以上もいる街じゃありませんか。われわれ3機だけでだいじょうぶですかねえ?
輝: ほかの部隊も来てくれるはずだ。つべこべいうな! [ 独白 ]理屈ばっかりなんだから…!

[ トラッド・シティのマイクローン装置保管庫 ]
警備員A: マイクローン装置が奪われました。バルキリー隊のスクランブルを…!
[ 武装したゼントラーディ人が車両でマイクローン装置を運送。あたりに発砲している。逃げまどう人びと。輝、上空から目標を確認する ]
輝: あれだ。威嚇して止めるんだ。
パイロットA: はい。
輝: よし、行くぞ!
[ 輝、下降中にバトロイド形態に変形し、ゼントラーディ人のひとりにキックをあびせる。車が停止する ]
ゼントラーディ人A: わあ〜お!
ゼントラーディ人: [ 口ぐちに ]うわあ!
[ 車両、止まる ]
輝: 抵抗しても無駄だ。きみたちはどのように生活しようと自由だ。だが、勝手にマイクローン装置を持ちだすことは、やめてほしい!

[ カムジン艦 ]
カムジン: なに、まだ手に入らねえだと?
オイグル: へい。パトロール隊の眼が厳しくてね、なかなか思うようには…。
カムジン: ばかやろう! パトロール隊なんざひねりつぶしちまえ!
オイグル: ですがねえ、親分。
ラプ・ラミズ: お黙り、オイグル。おまえ、この2年のあいだに弱気になったようね。
オイグル: そんなことはねえ。
ラプ・ラミズ: だったらマイクローン装置の1台や2台、大暴れしてでも奪ってこられるだろう。
オイグル: [ 気を悪くして ]口ではかんたんにいえますがねえ、いまの戦力じゃ…。
ラプ・ラミズ: 上官に向かってその口のききかたはなんだ!
カムジン: やめろ! てめえらふたりでツベコベいいあってるときじゃねえだろ! オイグル! マイクローン装置がねえとなあ、みんなをもとにもどしてやるっていった、俺の立場がなくなるんだ! どんな手段でもいい。かっぱらってこいっ!!
オイグル: [ カムジンの剣幕に押されて ]へ、へい!
カムジン: 行けえ!!
オイグル: へ、へえ。
ラプ・ラミズ: 頼りになるのかしら? あの男で。
カムジン: あの野郎、むかしにくらべると確かにふぬけになりやがったな。
ラプ・ラミズ: かわらずにたくましいのは、おまえだけ…。
[ ラプ・ラミズ、カムジンに寄りそってくる ]
カムジン: やめろ。[ ラプ・ラミズの手をどけて ]よし、やっぱりやつらに任せたのがまちがいだった。俺がじきじきに出むいて、マイクローン装置をぶんどってきてやる。
[ カムジン、去る ]
ラプ・ラミズ: [ 聞こえないように ]ふふ、のりやすい男。

[ 輝、トラッド・シティでマイクローン装置の移送準備をしている。近くにカイフンの車が停車し、輝は車内にミンメイがいることに気づく ]
輝: はっ、ミンメイ。
[ ミンメイ、輝に気づく ]
ミンメイ: 輝。
市長: [ カイフンの車から降りてくる ]これをどこに運ぶつもりですか?
輝: あなたは?
市長: この街の市長です。
輝: そうですか。これは軍であずからせていただきます。
市長: それは困る。ご承知のようにこの街の大半がゼントラーディ人です。身近に装置がないとなにかと不便なのです。軍もそれはわかっていてくれているはずだが。
輝: そのとおりですが、以前とは状況がかわりました。いまがどんなに危険なときか、あなたにもわかっていらっしゃるはずです。
市長: う〜む。
輝: ゼントラーディ人のなかには地球になじめず、不満を募らせて暴れる者も出てきました。
人びと: [ 口ぐちに ]それがどうした! そうだそうだ!
輝: 集結した不満分子が、力を得るために巨大化したらどうなると思います?
[ 市長、沈黙する ]
輝: マイクローン装置を暴徒から守らねばなりません。軍があずかります!
カイフン: 一条大尉、それはこじつけだ。
輝: カイフンさん。
カイフン: ゼントラーディ人は、いつどんなときでも自由にマイクローンになったり、巨人になったりする権利があるはずだ。
輝: ん、とうぜんです。
カイフン: だったら、大勢のゼントラーディ人が住むこの街から、マイクローン装置をとりあげるのはちょっとひどいんじゃないですか?
人びと: [ 口ぐちに ]そうだそうだ! 軍のいうとおりにはならんぞ!
[ 輝、ミンメイを振りかえる。カイフン、輝の視線のさきにミンメイがいることに気づく ]
カイフン: みなさん、これを軍が保管するのは国家権力の不当介入です。この装置は、この街で持つのが正当なのです。
人びと: [ 口ぐちに ]そうだ! この若者のいうとおりだ! そうだそうだ!
輝: 待ってください! この街にはわずかな武力しかありません。万一、装置を奪いに暴徒たちが襲ってきたら…!
カイフン: そのときは住民の力で守る!
男A: そうだそうだ!
女A: あたしたちの手で守ればいいのよ!
男B: 軍の勝手にさせるな!
男C: この装置は俺たちの宝なんだ!
輝: 聞いてください! 新統合政府に来れば、いつでも自由に装置は使えるようにします。万一のために、保管させてください!
男D: だまれ!
男E: 権力を振りかざすな!
男F: 帰れかえれ!
カイフン: かーえーれ! かーえーれ!
人びと: かーえーれ! かーえーれ!
ミンメイ: [ 独白 ]輝。ごめんね、あたし、なんにもしてあげられない。
[ 見つめあう輝とミンメイ ]
カイフン: 一条大尉、帰ったほうがよさそうだな。
輝: うう、うう…。

[ カムジン、ヌージャデル・ガー部隊を編成する ]
カムジン: 野郎ども、トラッドの街にマイクローン装置がある! 一挙にぶんどってくるんだ!
ゼントラーディ兵士: [ そろって ]おう!
カムジン: 行くぜ!
[ カムジン隊、発進 ]

[ アイキャッチ ]

[ マイクローン装置がトラッド・シティの施設に収容される ]
市長: だいじょうぶかな…。
カイフン: えっ?
市長: い、いや。
ミンメイ: なにか気になることでも?
市長: ん、あ、ああ。あの軍人がいったように、もし強力な暴徒たちに襲われたら…。ふと、そう思ったものでね。
カイフン: この街はゼントラーディ人が多い。だいじょうぶですよ。
市長: そうだな。
カイフン: 住民のとうぜんの権利です。軍の連中の思いどおりなんかにさせてはいけないんだ。
市長: うむ。
ミンメイ: あ…。

[ パトロール警備隊、帰還途中 ]
パイロットB: 隊長、いいんですか? ほんとうに。
輝: これ以上いう権限はないんだ。
パイロットB: くそっ、あのカイフンの野郎がたきつけなきゃ、みんな承知するところだったんだ。
輝: もういうな。

[ カムジン隊 ]
カムジン: 野郎ども、ねらいはマイクローン装置だけだ。かっぱらったらグズグズしねえで、とんずらすんだぞ。

[ トラッド・シティのコンサート・ホールにて ]
市長: この大ホールには、ゼントラーディ人をもふくめて3000人が入ります。
カイフン: 客が満杯になる目算は?
市長: あります。ミンメイさん、立ち見が出るほど超満員にしてみせますよ。んん?
[ ミンメイ、市長の話を聞いておらず、なにか考えごとをしている ]
カイフン: あ、お願いします。
市長: 市をあげてバックアップしますよ。では、舞台を見ていただきましょう。
[ 市長、ステージに歩いてゆく ]
市長: 幕をあけてくれ!
[ 幕があがる ]
カイフン: [ 小声で ]どうしたんだ。もっと輝いた顔をしてくれよ。市長がしらけてる。
ミンメイ: わたし、胸さわぎがするの。
カイフン: なんだって?
ミンメイ: 暴動を起こした人たちは、この街にマイクローン装置があることを知ってるのよ。きっと襲ってくるわ。
カイフン: なんだ。まだそんなこと考えてるのか。
ミンメイ: だって、心配なんですもの。
カイフン: よけいなとり越し苦労はするなよ。俺たちには関係ないことだ。
ミンメイ: ああ…。
[ ステージにスポット・ライトがあたる ]
市長: どうです?
カイフン: すばらしい舞台です。最高だ!
[ 爆発音と衝撃がホールに伝わる ]
ミンメイ: あっ!
カイフン: ああっ!
市長: なんだ、いまの音は!?
[ さらに衝撃がくる。カムジン隊、トラッド・シティを攻撃する。ファランクスがヌー・ジャデルガーの体あたりをうけて、ふっとばされる。ミンメイ、カイフン、市長が市街に出てくる ]
ミンメイ: ああ。
カイフン: ああ。
[ 市民が攻撃にさらされる ]
男G: うわあ!
カイフン: おお!
市長: おお!
ミンメイ: きゃあ〜!!

[ マクロス・シティ司令センターの一室 ]
輝: いやな報告のようですね。
グローバル: う〜む。ワインを酌みかわしながら話す内容でないことは確かだ。
エキセドル: われわれ巨人とプロトカルチャーの関係がわかったのです。
未沙: えっ!
輝: えっ。
エキセドル: われわれ巨人は、戦闘用につくられた種族なのだ。
ミリア: われわれはプロトカルチャーによってつくられたというのか。
[ エキセドル、屈辱の表情をうかべる ]
エキセドル: われわれは…!
グローバル: エキセドルくん、あとはわたしが話そう。
エキセドル: むむ…、ああ。
グローバル: いまから50万年以上もむかしのことだ。宇宙には絢爛たる文明を誇ったプロトカルチャーといわれる人種が生存していた。だがあるとき、勢力が大きくふたつに分裂した。プロトカルチャーは遺伝子工学を駆使して戦闘用に合成した巨大な人類をつくりあげたのだ。それがゼントラーディ軍と監察軍の巨人兵だ。かれらには最初から文化をあたえられてはいなかった。身体が大きければ力も強い。文化をもてば、プロトカルチャーが滅ぼされてしまう危険もある。こうして文化をもたぬ巨人たちは戦うことのみで、長いながい時代をすごしてきたのだ。そしてひよわなプロトカルチャーはついに、みずからつくった巨人と戦火のなかで滅んだのだ。

[ トラッド・シティ攻防 ]
カムジン: 通信センターをたたき壊せ。軍に連絡させるんじゃねえぞ。くっ、ひさびさの戦闘だ。血がたぎりやがるぜ。
[ ミンメイとカイフン、建物のかげで身をひそめている ]

[ バトロイド1機とデストロイド・スパルタン2機がマイクローン装置を守っている。かたわらの部屋で様子をうかがう市長と職員。防衛部隊は突撃してきたカムジン隊に、つぎつぎと破壊される ]
市長: マイクローン装置が…!!

[ マクロス・シティ司令センターの一室 ]
エキセドル: その後、われわれは50万年ものあいだ、ただただ戦争だけをつづけてきたというわけだ。
ミリア: では、地球人はプロトカルチャーではないというのか?
グローバル: まったくおなじというわけではない。
マックス: ほとんどおなじ遺伝子や血液をもつのは、どうしてですか?
エキセドル: 遺伝子工学のなせる技だ。
マックス: え!
エキセドル: プロトカルチャーの遺伝子工学は、地球人の祖先にもなんらかの影響をあたえたということですな。
輝: まさか、僕たちもつくられた人種っていうんじゃ…。
グローバル: わからん。おそらくちがうとは思う。そう信じたい。
エキセドル: われわれはプロトカルチャーによってつくられた「悪魔の人形」なのだ。
[ エキセドル、無念さに手を握りしめる。一同に衝撃と沈黙 ]

[ 輝と未沙はマクロス艦外のテラスにいる ]
輝: 悪魔の人形か。戦うことしか知らないなんて、みじめだな。
未沙: まるで、あたしたちみたいね。
輝: え?
未沙: いつも喧嘩ばっかり。
輝: そうでもないじゃないか。
未沙: いやな女ね、あたしって…。
[ クローディアが近づいてくる ]
クローディア: トラッドの街が襲われたわ。
未沙: ええっ!
輝: ええっ!
クローディア: マイクローン装置が奪われたんですって。
輝: んん、なにっ!?
クローディア: 10分ほど前のことらしいわ。通信網が断ちきられて、たったいま報告が入ってきたのよ。
輝: ちっきしょう!
[ 輝、駆けだしてゆく ]
未沙: いまから警備網をしいて間にあえばいいけど…。
[ バルキリー隊、発進 ]

[ マクロス・シティの司令センター ]
エキセドル: やはりわれわれは、どうあがこうと戦争好きな種族なのかもしれませんな。
グローバル: いや、ちがった生活に生きる糧を見つけた人たちもいる。一概にはいえんよ。
クローディア: ええ、そうですね。あなたも戦争を否定なさるひとりではありませんか。
エキセドル: そうかもしれません。しかしそれは気やすめにすぎない。
グローバル: んん?
エキセドル: 文明がどれだけ進歩したとしても、戦争はなくなりますまい。プロトカルチャー人がたどった道のようにです。われわれだけではない。あなたがたでさえ、戦争からはのがれられないのです。
グローバル: そう悲観的にならんでくれ。

[ パトロール警備隊 ]
輝: [ 独白 ]俺の責任だ。あのとき、街の人たちに反対されても、強引に装置を持ってきてればよかったんだ。

[ トラッド・シティにバトロイドの残骸が横たわる。カイフン、車を走らせようとするが、エンジンがうまくかからない ]
カイフン: うっ、くそう。
ミンメイ: [ 独白 ]なぜ、あのとき輝のいうことのほうが正しいって、なぜいえなかったの!
[ エンジンがかかる ]
カイフン: 動いた! ミンメイ、乗れよ。
[ ミンメイ、破壊された街を見ている ]

[ カムジン艦。強奪したマイクローン装置をつかって、マイクローン・サイズのゼントラーディ人をつぎつぎと巨人化している ]
カムジン: ふふふ、はっははは。見てろ、力をつけて地球の連中をたたきのめしてやる! [ 飲んでいたジュースのコップをほうり投げる ] はっははは…。

[ ミンメイ、カイフンの車に乗りこむ。ちょうど後方上空から来た輝、ミンメイを見つける ]
輝: ん? ミンメイ!
カイフン: さあ、行くか。
[ 輝、着陸してコクピットから降りる。ミンメイ、輝に気づく ]
ミンメイ: [ 独白 ]輝!
[ 輝、駆けだすが、車は発射する ]
輝: ミンメイ。
ミンメイ: 輝!

[ がれきとなった街を背景に、エキセドルの声がひびく ]
エキセドル: われわれは戦闘用につくられた悪魔の人形、サタン・ドールなのだ。
[ マイクローン装置で巨人化してゆくゼントラーディ人たち ]

[ 次回予告 ]

ナレーター: マイクローン装置強奪に成功したカムジンは、さらに攻撃をエスカレートさせた。ミンメイとカイフンを人質にとり、新統合軍にたいして戦艦のひきわたしを要求してきたのである。輝を中心として、人質奪回作戦が開始された。
次回、「超時空要塞マクロス」、「ブロークン・ハート」。

[ エンディング ]

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登場する人びと(登場回数)

一条輝(31)
リン・ミンメイ(30)
早瀬未沙(31)

ブルーノ・J.グローバル(27)
クローディア・ラサール(28)
マクシミリアン・ファリーナ・ジーナス(マックス)(23)
ミリア・ファリーナ・ジーナス(14)
ヴァネッサ・レイアード(28)
キム・キャビロフ(25)
シャミー・ミリオム(27)
エキセドル・フォルモ(21)

町崎健一(初)

リン・カイフン(15)

カムジン・クラヴシェラ(14)
オイグル(11)
ラプ・ラミズ(9)

市長 - トラッド・シティ
男A - トラッド・シティ
男B - トラッド・シティ
男C - トラッド・シティ
男D - トラッド・シティ
男E - トラッド・シティ
男F - トラッド・シティ
男G - トラッド・シティ
女A - トラッド・シティ
パイロットA - バルキリー・パトロール警備隊
パイロットB - バルキリー・パトロール警備隊
警備員A - トラッド・シティ
ゼントラーディ人A - トラッド・シティ

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スタッフ

脚本 … 富田祐弘
絵コンテ … 秋山勝仁
演出 … 秋山勝仁
メカ作監 … 板野一郎
キャラ作監 … 平野俊弘
原画 … 板野一郎 平野俊弘 垣野内成美 栫 裕 森川定美
動画作監 … 豊島光子
動画 … 友田政晴 荒川一夫 菊地明 渡辺久雄 森川定美 佐藤弘 上金万理子

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ノート

50万年前に繁栄したとされる一大宇宙文明プロトカルチャーの謎があきらかにされる。ゼントラーディ軍と監察軍の巨人兵はすべてプロトカルチャーの遺伝子工学によってつくられた戦闘種族(エキセドルは「悪魔の人形」と呼んだ)であり、兵器であるがゆえに文化をはじめからあたえられていなかったとされる。地球人とプロトカルチャーの関係については留保。

トラッド・シティでカイフンが輝に対峙して人びとに反発するよう扇動したのは、軍部にたいするカイフンの強い敵対心が基底にあるにせよ、本話では、しだいにミンメイに影響力をもちはじめた輝への嫉妬心が原因になっていることが暗示されている。

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